ホーム>SIDS家族の会とは|活動について|ビフレンダーの活動
活動について
ビフレンダーの活動
あなたの話を聞かせてください
いま、あなたはどのような理由でこのページを訪問されたのでしょうか。
お子さんを亡くされたばかりですか。
それとも少し時間がたっていますか。
お子さんを亡くされた方のご家族やご親戚ですか?
子どもを亡くした親は毎日の生活の中で、同じ年頃の子どもを見た時などに「わが子の面影」をそこに見て、悲しみに引き戻されることがよくおこります。また初めての命日(命日には何年経っても調子を崩す方がいらっしゃいます)や季節の移り変わりに敏感に反応してしまうなど、亡くなったお子さんにかかわりのある様々なことが悲しみを引き起こします。
次のお子さんを考え始めたり、亡くなったお子さんのきょうだいが園へ通い始めたり、仕事に復帰しようとした時など…いろいろな節目で気持が動揺したとき、誰かに胸のうちを打ち明けたいと思うことはありませんか?
SIDS家族の会は皆さんと共に悲しみをわかちあいます。
現代では、便利なツールが発達して、人と人とが直接会わなくても、必要な情報がすぐ手に入ります。この、インターネットなどもその一つですね。いろいろなホームページをめぐり、体験談や資料を読んで病気などについての情報を得たり、自分の状況に近い方の話に涙を流して癒されたり、わざわざ特定の会に入会したり、人と話す必要を感じなくなっている方もいるでしょう。
便利な世の中なのですが、実際には私たちは「生き物」で、病気をしたり、事故にあったり、予測の出来ない「わが子の死」という状況に向き合うことになりました。私たちは自分を責めます。
「あの時ああしていたら」
「こうしていたら」
「私のせいで死なせてしまった」etc…
また、一般の人たちには小さい子どもを亡くすということが、重く受け止めてもらえず、「次の子を産めば」「早く忘れなさい」など、両親の気持ちと食い違ってしまうことも。
小さい子どもの場合でも、たとえおなかの中で亡くなってしまったとしても、子どもを亡くすということはたいへん苦しく、つらい経験です。そして、苦しみをすぐになくす方法というものもありません。心が穏やかになるまでにはたいへん長い時間がかかります。時には何年も。
そして、同じ悲しみの中でも、母親と父親で悲しみの段階を進むスピードが異なる場合があります。悲しみは人それぞれ異なるものなのです。
一人で背負うにはあまりにも重い思いを、私たちと分け合いませんか。私たちはビフレンダーといいます。
ビフレンダーはSIDS家族の会の中で、子どもを亡くした遺族会員のうち、一定期間経過し、研修を受けて、お子さんを亡くしたばかりの会員さんの話を聞くボランティアをしている人のことです。
研修は受けていますが、お医者様のように診断したり、薬を出したり、カウンセラーのような精神療法は出来ません。ただし、お医者様にも、カウンセラーにも出来ないことでビフレンダーに出来ることがあります。それは「自分の体験を土台にして、遺族の話を共感しながら聞く」ということです。
直接会える「ミーティング」の場などでは、涙で言葉に詰まって、お話できないような方に対しても、共にいて、涙を流すことが出来ます(初めてミーティングに参加される場合、できるだけその方の担当ビフレンダーが出席して、気持ちの負担を軽くするよう心がけています)。
私たちは、遺族の「友だち」になることで悲しみを分け合いたいと思っています。ビフレンダーという名前の意味はそのことから来ています。
時間の経過と共に
亡くした当初はショックで頭の中を砂嵐が吹いているように感じたり、記憶が途切れ途切れだったり、息をするのもつらくて、どんな人でもとてもつらいものです。
だんだんと時間が経つと、苦しみの内容も強さも変化してきます。ビフレンダーは、「あなたよりちょっと前に同じような道を通ってきた」ので、今のあなたのつらさがどのようなものか、が経験的に理解しやすいのです。
あなたの今に寄り添ってお話をお聞きします。
電話相談(入会前後のご説明/遺族のための電話相談)
このホームページに掲載されているメールアドレスや伝言ダイヤル(050-3643-6546)にご連絡されますと、折り返し、あなたの地区のビフレンダー(住所地、又は希望される地区)やその他ご用件に応じた担当者からご連絡を差し上げます。
また、東京都の電話相談(03-5320-4388 毎週金曜日 10:00~16:00(休日及び年末年始を除く))では直接ご相談にお答え頂くことをご協力頂いています。併せてこちらの「入会の方法・ お申込み方法」もご覧ください。
入会を希望される場合は、事務所から入会申込書や、小冊子(遺族は無料)、パンフレットなどの資料をお送りします。初めは所属地区の電話担当ビフレンダーがお話を伺います(ご希望の場合はメールでも可能です。また、お電話の場合、受けた時の状況によっては、別の時間にかけ直しをお願いすることがありますことをあらかじめご了承ください)。
また、徐々にお話を聞く中で、同じようにお子さんを亡くされた会員が集う「ミーティング」にお誘いしていきます。