特定非営利活動法人 NPO法人 SIDS家族の会

SIDS家族の会は、SIDSやその他の病気、または死産や流産で赤ちゃんを亡くした両親を精神的な面から援助するためのボランティアグループです。
SIDS家族の会30周年

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歴代会長からのメッセージ

SIDS家族の会30周年の歩み

1993年2月に新生児医療の「SIDS研究班」の班長だった仁志田先生とステファニー福井さん(初代家族の会会長)の熱い思いと東京女子医大に集まった子を亡くした家族が、今後残念ながら起こるだろう「かわいいお子さんを突然なくす悲しみ」を少しでも和らげ、癒していきたいと発足した「SIDS家族の会」。

発足から東北代表として活動して2008年から3年間、ステファニー福井さんから会長を引き継ぎ、拙い会の運営を担った。

思い出すのは発足の時、そして各地のオープンフォーラム(もちろん福島でのフォーラムも充実した時間でした)、カナダのエドモントンでの国際会議、横浜での国際会議、マーチオブダイムも思い出深い!

今、会の30周年を書くことに避けて通れない「仁志田先生の急死」を記述することは本当につらいことです。

2022年11月に九州の旅行先で亡くなられました。新生児医療だけでなく、子育て支援そして当会の発足運営にも力を尽くされ、そのパワー、包み込むような優しさ、各地で開催したオープンフォーラムやマーチオブダイム、横浜で開催された国際会議、先生が先頭に立って会のスタッフと一緒になって成功させた記念行事です。

仁志田先生のいないこれからの会、不安もありますが「SIDS」が根絶するまで継続することを願っています。

福島に来て飲みに誘われたあの晩、カクテルバーに入っていく時、先生の馴染みのマスターに向かって、私と肩を組んで「俺の飲み友達を連れてきたぞー」って言ってくれた先生、嬉しかった、楽しい思い出です。先生の気さくで温かくて優しい心遣い、忘れません。

仁志田先生を偲んで・・・合掌

2023年2月 文責 渡邉 篤